(このブログは、北海道コンサドーレ札幌アドベントカレンダー2015という、札幌サポーターのリレーブログ企画としても掲載されています。興味があったら読んでみてね!)


はじめに


「ナマーラ北海道から俺に、監督をやらないかってオファーが来てるんだけど、どう思う?」
自分の部屋でゆっくりしていた僕が、サークルで同期だった高橋から、まだ言わないでほしいんだけど、という前置きのもとでこんな相談の電話を受け取ったのは、昨年12月のことでした。

これからお話しするのは、その電話に「おーそうなんだー!やったらいいんじゃない?じゃあ俺応援するわ( ^ω^)ww」と、とっても軽い気持ちで返事をした結果、

日本選手権の帯同スタッフとして東京まで連れてかれたり

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300人の前で太鼓をドンドン叩く羞恥プレイをすることになったり、

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でもなんだかんだで楽しい時間を過ごすことになった、1人のド変態な男のお話です。


第1回
コンサドーレ札幌の元選手、サポーターが沢山居てなんか楽しい!って話。

これよりスタート。




Ⅰ."ナマーラ北海道"ってなんだ?!


ナマーラ北海道は、北海道初のブラインドサッカーチームです!

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2014年にNPO法人セカンドサポート(スポーツ選手の引退後のキャリア支援を中心に、スポーツ振興や障害者スポーツの普及を目的とした団体です)を運営母体として誕生。

今年7月に東京で開催された日本選手権では、初参加・初公式戦ながら、強豪相手に健闘するなど1勝5敗の10位(全14チーム中)。

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また、先月開催された、北海道・仙台・新潟・長野の4チームで構成される北日本リーグでは、2勝1分けでなんと初参戦初優勝の快挙!来年3月開催のクラブチーム選手権の、本戦トーナメント出場権を獲得しました。

スポンサーのサバンナさんが製作したチームの魅力がぐっと詰まった紹介動画はコチラ↓↓(3分29秒の短い動画です)



創設たった1年ながら、めきめきと力をつけています。

そして、そのチームの代表であり、運営・戦力ともに中心の人物は、コンサドーレ札幌で元キャプテンを務めた芳賀博信さんです!

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芳賀さんと言えば、07年にJ2優勝J1昇格を成し遂げたときのキャプテンで、当時の三浦コンサドーレの堅守を支えた名選手です。コンサドーレのサポーターなら忘れることが出来ないあの無尽蔵のスタミナ!中盤の守備的なポジションでピッチを走り回り、ボールを持った相手に猛然とプレッシャーをかけまくるあのプレー。

付き合わされてバテた相手選手の「もう勘弁してくれよおおおお.....(´д゚`)という叫び声が聞こえてくるような姿を見るのは本当に痛快でした(・∀・)笑

その芳賀さんが、引退後に北海道にチームを設立してくれた。これは応援しようかなと思い、ちょこちょこ情報を仕入れていました。


さて、ここまでブログを読んだ人は、「待て待て、"ブラインドサッカー"って何だよ!まず説明しろよ!この変態!」と叫んでいることでしょう。

まあまあ落ち着いてください。僕もパンツを履きますから、一旦落ち着きましょう。



~ブラインドサッカーの説明コーナー~


ブラインドサッカーは視覚障害者を対象に作られたサッカー競技。略してブラサカ。南米や欧州で盛んに行なわれていて、ブラジルにはプロ選手として活躍する人もいます。04年アテネ大会からパラリンピックの公式種目となりました。

フィールドプレイヤーは弱視or全盲(国内大会のみ健常者でも可)。なんと、全員がアイマスクをしてプレーします。目隠ししてどうやってボールを蹴るのか?((((;゚Д゚))))

鈴の入っているボール、選手間の声、監督からの指示、ゴール裏で支持を出すガイドの指示など、音と声を頼りにサッカーをします。音を聞いて、目の前の状況をイメージしながらプレーするんです!

また、GKのみ健常者の参加が認められていて、健常者と障害者が唯一選手として同じフィールドに立てるパラリンピック競技です(僕の知っている限り)。


.....と、これ以上僕がダラダラ説明しても長いだけで伝わらないと思うので( ´,_ゝ`)

ブラインドサッカー協会にいい動画があったんでこちらをどうぞ↓↓


ブラインドサッカーとは?競技の魅力を選手が語る!334秒の短い動画です)


とってもわかりやすい動画でしたね!

ブラサカの説明おしまい←



ここでちょっと脱線。


芳賀さんはチームの代表として活動する一方で、GKとしてブラインドサッカーをプレーしています!元プロサッカー選手がブラインドサッカーに転向(?)することは日本では非常に珍しいことらしいです。


僕の素人目で大変申し訳ないのですが、プレーを見る度にどんどん上手くなっていってて、流石のサッカーセンス、、、!( ゚д゚) と驚愕。

先月まで開催されていた北日本リーグのリーグ戦では、なんと3試合全てで完封!その成績と経歴をかわれ、先日遂にブラインドサッカー日本代表の強化合宿に選出されました!


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( ゚д゚)ポカーン


すげぇ( ゚д゚)


因みにこの強化合宿には、北海道のキャプテンで、エース(になってほしい)の戸谷選手も選出されています。

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11月の北海道で行なわれた仙台戦で2得点を決めた選手ですね。

この戸谷が、サッカーセンスの良さと見ていてワクワクする素晴らしいプレーをして期待できる一方で、心優しすぎてメンタルがちょっとなんかほっとけない感じでして、僕は勝手にGIANT KILLINGのツバキみたいな奴だな(´∀`)と思ってます笑。

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いや、ツバキはもっと上手いか、、、。

やっぱ今のナシ。

脱線終わり


さて、ここで冒頭の電話に戻ります。

実は、ナマーラ北海道の高橋監督とは、赤黒学生連合(コンサドーレ札幌の応援サークル)の初代メンバーとして同期の間柄。札幌の試合はほぼ全て参戦し、ゴール裏で全力応援をする熱烈サポーターです。ヽ(`Д´#)ノ

ぶっちゃけサークルでも特別仲が良いという訳でもなかったので←、久しぶりに電話?何の用だろう?(´・ω・`)と思いながら電話に出たのを覚えています。大学を卒業してから特別支援学校の教員をしていたの と、小学生から趣味でつづけているサッカーの経験なども見込んでの抜擢だったみたいです。

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(日本選手権で采配をふるう高橋監督)
いい顔してんな(´・ω・`)


僕自身、知り合いでそういうのになった人は初めてだったので、

「マジか。やったほうがいいって( ^ω^)ノシ 」

「監督やるなら応援するわ!( ^ω^)ノシ 」

といつも通りの安請け合いで、めちゃめちゃ軽~く答えたのを覚えています(・∀・)笑。


その後の僕は

7月に東京で開催された日本選手権にチームスタッフとして帯同したり(第2回にて掲載)

11月の北海道内で初の開催となる公式戦でドンドン太鼓を叩く人になるわけですが(第3回にて掲載)

そういった活動を通してどんどんブラインドサッカーにはまっていきました。


もうなんか、偶然が積み重なって、関わるうちにどんどんブラサカと、ナマーラに関わる人達の魅力に引き込まれていった感じですかね。

で、コンサドーレサポーターの方々は正直「芳賀さんのチーム」ぐらいまでしか知らない方が殆どだと思うので、ここからはコンサドーレ関連を軸に、ナマーラのスタッフや選手の話を少ししようかなと思います。

もうちょっとだけお付き合いください~。




Ⅱ.このブログのために選手2人にインタビューをお願いしたら、ありがたいことにOKしてもらえた。


コンササポのリレーブログに掲載するので、選手にちょっとお話し伺ってもいいですか?とマネージャーに聞いてみたら、なんと許可をいただきましてヾ(*´∀`*)ノ

先日1時間近くお話しを伺う事ができましたので、こちらで掲載させて頂きますm(_ _)m


北海道のセンターバックを務めるDF本間さん

(この写真は今もらってる最中だからちょっと待って←)


全国最年長54歳のDF戸澤さんです! 

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───ぼく「突然ですがお話を伺う機会をいただいてありがとうございます笑。まずこのブログを読む人はコンササポが多いと思うのでみんな知りたがってると思うのですが、チームの中で芳賀さんってどんな方ですか?」


本間「CBなので一番芳賀さんに近い位置でプレーしているのですが、逃げるな、打て、など要所で的確なコーチング(指示)をくれます。サッカーのことになると常に本気。負けず嫌いで、失点したり試合に負けると誰よりも 悔しそうにしています」


ぼく(現役時代時代と一緒だ・・・!)


本間「試合以外ではちょっかいムードメーカーで明るく振舞ってくれて、試合になると一気に本気モード。オンオフの切り替えも 凄い、プロだなと思います」


ぼく「ナマーラの選手って本当に勝ちへの意識強いですよね。芳賀さんが強い意識をチームに注入してくれてるように感じます。僕印象的なのが日本選手権で強豪相手に1-0で惜敗して。僕は勝手に『強い相手に善戦した、すごい!』って思ってたんですけど、芳賀さんは一番悔しそうにしてて『勝たなきゃ意味ねぇんだよ』って。(そうかしまった...!)と思いました笑」



───ぼく「戸澤さんはテレビニュースでも熱い想いが取り上げられてましたが(熱い想い①熱い想い②)ブラサカを始めたきっかけは何ですか?」


戸澤「去年11月にSTVラジオでコンサドーレの番組を聴いていまして。大森健作さんの番組に、芳賀さんがゲストで出てたんです。で、ブラサカ体験会をやるよと。盲学校の学生時代はサッカー部だったので、ちょっと行ってみようかなと、30年ぶりに棚の奥に閉まっていたサッカーシューズを取り出しました。久しぶりのサッカーが嬉しくて、体育館に入る前にスキップしてたら、足をくじいてしまった笑」


ぼく「wwww」


戸澤「終了後に芳賀さんから、やってみませんか?と誘ってもらえて。全然違うけど、やってみたいなと。」



───ぼく「北日本リーグでは見事優勝!おめでとうございます。かなり練習したんですか?」

本間「そうですね、試合前は土日はほぼ全てブラサカ練習でしたね。」

戸澤「試合に向けて自主トレをしまして。ヘルパーさんに付き添いをお願いして、チカホを端から端まで6~8本ウォーキングするんです。体重10kg以上絞りました」

ぼく(デブ)「す、すごい!人ごみの中を歩くのって、見えないと危なくないですか?」

戸澤「いや、外国人やカップルの会話とかが聞こえてきて、結構これが面白いんですよ笑」


ぼく「強いなぁ~笑。みなさんのブラサカへの本気が伝わってきますね!」



───ぼく「ナマーラはコンサドーレサポーター多いですよね。監督は熱狂的サポーターだし、コーラー(ガイド)の岩木さんも先日厚別でばったり会ったし笑。戸澤さんは練習中いつもコンサのタオマフで汗を拭いていますよね。」


戸澤「チームが出来たときからコンササポです。昔はもうすこし見えていたから、杖を使わなくても歩けたので、試合も見に行っていましたよ。始めの頃はラジオ中継も盛んで、ピッチの様子は見えなくても、聞きながら観戦できた。ゴールが決まると一緒にワーッヾ(*´∀`*)ノとできるので、試合が見えなくても会場に行く意味があったんですよね。最近はラジオ中継が無くなって、縁遠くなっちゃいましたね。。。」


ぼく「むむむ(´・ω・`) なんとかならないですかね。。。(´・ω・`)」


本間「嫁がサポーターで。通勤する際に雨の日はコンサドーレのポンチョを着せてくれます。目立つから、って。」


ぼく「あの真っ赤なやつ!ww 奥さん、いいですね(・∀・)ニヤニヤ」



この他にも色々とお話したんですが、続きは第4回で!(本当に俺書けるのかな((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)




Ⅳ.まとめ


如何でしたか?長かった?これでもだいぶ削ったんやで(震え声)

今回は札幌サポーターのリレーブログに掲載するということで、コンサドーレというフックでまとめてみました。

「なんかよくわからんけど、コンサと繋がりあるんやなぁ」程度に思ってもらえたら嬉しいです(´∀`)

あとチーム関係者は僕に「ブログ楽しみにしてるよ」ってプレッシャーかけるのやめてください、こんなのしか書けません


第2回では、日本選手権体験記と、ブラサカの競技性について

第3回では、道内初の公式戦レポートと、サポーターとして参加するワクワク感

第4回では、連載のまとめ的なこと

を書こうと思っています。

年内にはアップするつもりなので、良ければ是非読んでください~



おしまい

>第2回へつづく




目次

なんと、書き始めると、伝えたいことが沢山ありすぎて1回じゃ収まりきりませんでした!笑

なので、全4回構成で掲載させていただきますm(_ _)m

年内には書ききりたい!笑 ←書けませんでしたーww


第1回 ナマーラ北海道を応援してみたら、コンサドーレ札幌の元選手、サポーターが沢山居てなんか楽しい!って話。 ←今ココ

第2回 日本選手権の帯同スタッフとして一緒に遠征。楽しすぎた結果、「今年の俺の思い出ベストテン」で見事1位に輝く。

第3回 北日本リーグで北海道初のブラインドサッカー公式戦。ホームゲームには異例の観客300人を動員!そして僕は太鼓を叩く。

第4回 ブラインドサッカーの選手達と話を重ねて、僕はある一つの決め事をする。そして飛行機の予約をするため貯金を始めたのだった。





【おまけ:国内のブラインドサッカー事情を説明するよ!】

(知っている人は飛ばしても構わないよ!)


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(URL http://www.b-soccer.jp/aboutbs/aboutbs_2 BlindSoccer JBFA OFFICIAL WEBSITE内、ブラインドサッカーのルールより引用)

ブラインドサッカーのルールとかそういうのは上のリンクから見てもらうとして。
日本代表についてはメディアとかにしょっちゅう取り上げられるので、ここでは国内のブラサカ事情について説明します。

ブラインドサッカーのチームとして加盟しているのは、全国に14チーム

このうち、全国を3ブロックに分けて、秋~冬にリーグ戦を行なっています。

北日本リーグ(北海道・仙台・新潟・長野)

東日本リーグ(つくば・多摩・埼玉・乃木坂・東京・横浜・山梨)

西日本リーグ(大阪・兵庫・福岡)

因みに、つくばと多摩が日本代表いっぱいいてむちゃむちゃ強いです。


国内の主な大会は2つ。夏の『アクサブレイブカップ日本選手権』と、春の『クラブチーム選手権』です。

日本選手権は全国のクラブが一同に介し、真夏の東京の炎天下で、2日間で予選リーグ・決勝トーナメントを戦い抜く過酷でスリリングな大会です。対戦形式はサッカーW杯と同じで、全チームが無作為に4チーム毎に予選ブロックに振り分けられて総当たり戦を行い、勝ち上がったチームで決勝トーナメントを行ないます(負けたチームも順位決定戦があるので、予選リーグ敗退でもそこそこ楽しめます←)。

なお、アクサ生命さんがメインスポンサーなので、大会の冠名に入っています。ピッチのフェンスも全面に広告を出してくれています。マジ感謝。


クラブチーム選手権は、秋~冬に各地のリーグ戦を勝ち抜いた上位2チームが出場権を獲得し、本戦トーナメントで年間(?)優勝チームを決めます。

また、地方リーグで敗退したチームも申告すれば大会に参加する ことができますが、大会当日に一発勝負の過酷な予選トーナメントで試合を立て続けに戦い、勝ち抜いた1チームだけが本戦トーナメントに復活することができます。 厳しい予選に回るこのシステム、箱根駅伝の予選会みたいです((((;゚Д゚))))。


因みに国内の大会では、健常者もフィールドプレイヤーとして参加することができます!←ここポイント

プレイヤー4人のうちピッチ内に2人以上障害者がいればOKなので、2人障害者、2人健常者で戦っているチームもあります。

大会に出れるからみんなもブラサカやってみよう!←