9月13・14日、アイスホッケーを観戦しに、札幌から釧路へ行って来ました!(゚∀゚)観戦レポートです


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いきなりですが、ちょっと時間を巻き戻して。

今年3月、僕は、2013-2014アジアリーグプレーオフファイナル『日本製紙クレインズvs王子イーグルス』を観戦するため、片道5時間かけて単身釧路へ向かいました。

アイスホッケーって皆さん見たことありますか?


殆どの人達が見たことないと思います。だってマイナースポーツだもん。

そもそもウィンタースポーツって日本人に馴染みがないもんね。観戦となると、4年に一度、オリンピックで見るぐらいだよね。。。

おまけに、ちょっと調べたらわかったのですが、国内のチームは企業の撤退が相次ぎ、現在はたった4つ。しかも、北海道釧路市・北海道苫小牧市・青森県八戸市・栃木県日光市と、小・中規模の都市ばかり。

過去には札幌市にも雪印による実業団クラブが存在し、撤退後は『札幌ポラリス』というチームで市民クラブになるも、2002-2003シーズンをもってアジアリーグから撤退。それは、僕が中学生のときのことでした。

僕の住んでいる札幌市には、既にチームがありませんでした。


更に、札幌で生まれ育って24年、僕の周りにアイスホッケー観戦が好きな人が殆ど全くいませんでした。

今回、偶然twitterでフォローしたコンサドーレサポーターがアイスホッケー好きで、アジアリーグのプレーオフ決勝戦が北海道対決となったことを知り、北海道大好きな僕は『そんなことって中々無いよなぁ。それなら観にいってみるか』と思って重い腰をあげて釧路へ向かいました。

「多分、試合見に行っても、観客席ガラガラなんだろうなぁ、、、。すげー静かで、選手がプレーする音だけがリンクに響いているような、寂しい競技なんだろうなぁ、、、。」

僕はそう思ってました。観にいくまでは。

結論から言うと、全然違った。

とてつもないスポーツだった!!!!!!!!!

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約3000人収容の施設で、超満員の3120人

言い方悪いですけど、北海道の釧路市という"国内のローカルな都市"で、アイスホッケーという"マイナー競技"で、このアツさ。

ウィンタースポーツって全然盛り上がってないんじゃなかったのか?4年に一回しか見ない競技?日本人には馴染みが薄いんじゃなかったのか?!

いやいやいやいや、コレ全然違うじゃん。

アイスホッケー最高に盛り上がってるじゃん。



観戦して直ぐに思ったのが、アイスホッケーは音が凄い。

パックが透明な壁にぶつかると、耳を劈くような音で

バーン!


パスが通り、選手がスティックで激しくリンクを叩く度に

パーン!


声援に包まれる中で、明らかに他のスポーツとは異質な音色が場内に響き渡ります。


更に

選手たちは、パック目掛けて、素晴らしいスケート技術で物凄いスピードで猛然と突っ込み、激しく競り合ってぶつかり合う!

ガンッ


パックが壁際に流れたら、躊躇することなく壁に向かってつっこんでいく!

ドンッ


巧みなスティックさばきとスケート技術で、陣形を組み、息が合ったパスを通す!攻める、そして守る!


そして一番胸が熱くなったプレーが、、、

ある選手が、スティックが折れてしまって、しかし守備の真っ最中で交換する時間は無く。
相手選手のスティックが来ているところに、勇気を持って果敢に頭から突っ込んで、手で掻きだす必死のクリア!

ガーーーンッ!


怪我を恐れないスーパープレーの数々。なんだこれ、すげー面白い!!

しかもピッチが狭いから、展開が物凄い速くて、必死にパックを目で追わないとついていけない!!

ひとつひとつのプレーに目が離せない!!



更に素晴らしい試合にエッセンスを加えるように、会場を埋め尽くした子供や大人達が懸命に応援していた。

くしーろクレインズ!

3000人の手拍子と大歓声。

おーじイーグルス!

東京や大阪で見てきた熱狂のスタジアムが、北海道にもあるなんて。

アジアの王座をー この手ーに掴めー


それも、アイスホッケーで。。。
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冬は雪が降るので、外に出るのがおっくうで家に引きこもってしまう日も多く。大好きなサッカー観戦もシーズンオフで見れません。

連日マイナス10℃を下回る、凍てつく北海道で、僕が今まで経験してきた24回の冬は、退屈な季節でした。

それが

こんなに熱い競技があるなんて!!!

どうして今まで気がつかなかったんだろう?




気づいたら、僕は完全にアイスホッケーにはまってしまっていました。

しかし残念ながらこの試合でプレーオフファイナルの決着がついてしまい、シーズンが終わってしまった。

僕は、9月の2014-2015シーズン開幕戦まで、半年間アイスホッケーが見れないもやもやを抱えたまま生活してきたのでした。。。

今こうしてブログを書いていると、自分の文章能力の無さを呪いたくなります。まだまだ伝え足りない。それくらい、この試合が僕に与えた衝撃は大きかったわけです。



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さて!前置きが長くなりましたが、ここからは9月13・14日の観戦レポートになります。
釧路 場所
釧路市は道東。北海道の東側にある街です。北海道では6番目?7番目?ぐらいに大きな街。

ネットで話題になった、北海道と本州の比較画像はこちら。
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大体、横浜から琵琶湖までと同じ距離ですね(*´∀`*)ニッコリ

北海道でか過ぎ。


この街には日本有数のアイスホッケーチームがあります。

『日本製紙クレインズ』


クレインズという愛称は、『釧路湿原』に飛来する国の天然記念物、タンチョウヅル=鶴(クレイン)から取っています。

昨季のアジアリーグ王者。劇場型で、大舞台に強いチームです。

この日が今期の開幕戦。チーム史上初となる、連覇への戦いが始まります。

因みに、このチームと双璧をなすのが、同じ北海道勢・同じ製紙業界が運営する、苫小牧市の王子イーグルス。

この2チームの関係が、サッカーでいう信州ダービー、AC長野パルセイロと松本山雅と非常によく似ていて、めちゃくちゃ面白いのですが、、、、それはまた後日ブログにまとめます(という宣伝!)。


さて、札幌から5時間かけて、釧路に到着。

『日本製紙アイスアリーナ』に着いていきなり驚愕。

開場前からめっちゃ並んでる・・・!

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なんなんだこのアイスホッケー熱は・・・。

最終的に列の長さはこの倍になり、開場直前には200名近く並んでましたΣ(・∀・;)
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これは、人が余りいない状態が撮りたくて、開場直後にダッシュして撮った写真。

アイスホッケー専用スタジアム。観客席との距離がとても近くて、高さも丁度良く見やすい!

選手が試合前の練習に出てくると、近さと見易さが改めてわかります。
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サッカーで言えば、ユアテックスタジアム仙台・フクダ電子アリーナ・ノエビアスタジアム神戸に近いかな。

(因みに、西東京市のダイドードリンコアリーナはリンクの壁の直ぐ後ろに観客席があり、見づらいけど迫力満点で、日立台の柏サッカー場に似ています)
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リンクの中央には、今年からクレインズのエンブレムがどーーんと!ホームスタジアムっぽくなっていました^^


さらに、リンクと座席の間を覗くと、、、
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砂被り席ならぬ、リンク被り席がある!

選手は壁に激突しながらプレーするので、この席は迫力満点(゚∀゚)



観客席には、試合開始前とハーフタイムに、生解説席も。
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元・日本製紙クレインズ監督によるピリオド毎の解説。なにこれ超豪華。



そして、スタジアム内を探検して思ったのが、、、。

スタジアムグルメが美味過ぎる!
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この日の出展店舗のひとつ。
釧路が発祥の、北海道名物ザンギ(醤油ベースの鳥のから揚げ)は、人生で3本指に入る美味しさ!マジで!もう一回食べたい・・・!
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フレンチドッグは、北海道のオホーツク海側や道東で食べられている名物。アメリカンドッグに砂糖を付けて食べます。甘くて美味しい!
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あと、これは私設サポーター『つるっ子マニア』の方々から教えていただいたのですが、このチームではサポーターが、集客活動・ホームタウン活動・マッチデー作成・フリーペーパー作成・物販などの業務を請け負っているらしい( ゚д゚)!
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(画像引用:Facebookページ"We Love Kushiro Cranes" 9月12日投稿

「えっ、それってスポーツではクラブの運営が行うんじゃないの?」って思ってしまう。どうやら普通はそうらしいんですけど、企業スポーツには制約が多く、自分達で行えないらしいんです。

それでは寂しい、、、そこでこのクラブでは、サポーターの有志達が、試合運営以外の業務のうち、多くを請け負っているんです。最強じゃないか!!

本当にね、『サポーターに何ができるか?』を取り組んでいる全国のサッカーサポーター達にもこのクラブを知ってほしい、、、釧路にここまで自分達でやっているサポーターがいる、、、。色んな取り組みを全国の人たちにも知ってほしい。私設サポーター『つるっ子マニア』の方々とお話できたので、これについては、後日また掲載します。(宣伝w)



そんな感じで、久しぶりの日本製紙アリーナを楽しんでいたり、写真を撮ったり、コールに混ざって応援していたら試合が始まって。

アイスホッケーの魅力はなんといっても『試合展開の速さ』と『体をぶつけ合うの激しさ』!

パックを奪ってちょっと進んだらもう相手のゴール前なので、本当に息をつく暇も無く攻守が切り替わります( ゚д゚)!フットサルみたい!

更に、防具をつけているから選手たちは遠慮なくぶつかり合います!

選手同士で「ゴンッ!」「ガンッ!」 壁に向かって「バンッ!!!」

サッカーの3倍は激しい。これ以上激しいフィールド競技となると、もうラグビーやアメフトの様な、ぶつかり合うことが前提となるスポーツしか無いんじゃないか。

激しいぶつかり合い、スピード感のある試合展開、あっという間の展開に目が話せない。

こんなに熱いスポーツは、つくづく凍てつく北海道の冬にピッタリだと思う!!ヾ(*´∀`*)ノ



そして、今回の遠征で一番驚いたのがこれ。

ゴール裏に子供がめっちゃ沢山いる( ゚д゚)?!
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試合中の旗振りも子供!
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「ココのゴール入れてしまえ~」と相手GKを矢印で煽るのも子供!

(この応援、恐らくこれ↓をイメージしているのでは、、、w 面白い!w)
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(参考:「ゴールはここだから!」弱小サッカーチームにサポーターが矢印で教えてあげる(動画)

ハーフタイムになると、応援団の方々に子供達がじゃれついて遊んでいたり( ゚д゚)
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よく見ると一番右の応援団の人(日本エレキテル連合のあけみちゃんメイク)におんぶしてもらっている子供が。

本当は「子供達がハーフタイムにゴール裏でじゃんけんして遊んでる写真」や「男の子達が旗をぶんぶん振りまわしている写真」なんかもすげー楽しそうでめっちゃ良くて、沢山撮影したんだけど、全部子供の顔がバッチリ写っちゃってるから使えないよう(´;ω;`)笑

ゴール裏には子供達が沢山いて、好き勝手に応援したり遊んだりしていました。


ここまで子供達を巻き込んでいる応援団は、全国色んなスポーツがあるけど中々無いんじゃないか・・・!


選手達も工夫して会場を盛り上げる演出を沢山していて。

印象的だったのは、試合終了後のヒーローインタビューの際に、残りの選手たちが1人も引き上げず全員ベンチでインタビューを聞き、煽っていたこと。

ヒーローが「すごく良いパスが来たので」などと言うと、アシストした選手がピュー!と指笛を吹いたり拍手をしたり。

ヒーローがちょっと調子に乗ったことを言うと、ベンチの選手達が一斉にスティックでリンクをカンカンカンカン!!と叩いて煽ったりwwすげー楽しそうww

そして、インタビューが終わった瞬間を見計らって、アイスウォーターをバッシャーーーン!!
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(引用元:Facebookページ"We Love Kushiro Cranes"9月15日投稿)


大量の水かけパフォーマンスに、選手達だけでなく、子供達を始め、お客さん大喜びヾ(*´∀`*)ノ

かけられた選手は、寒いリンクでびっしょびしょになりたまったもんじゃないと思うけどww

私設サポーター『つるっ子マニア』の方々によると、この演出は選手達考案によるファンサービスなんだとか。選手がこういうパフォーマンスの大切さをわかっているって、クレインズはチームとしてとっても良い雰囲気なんですね!( *`ω´)


この日の対戦相手は、チャイナドラゴンでした。中国唯一のホッケーチームです。

弱小クラブで、昨シーズンは40試合のうち、わずか2勝?3勝?だったはず。。。
追記⇒ごめんなさい全然違いました(´;ω;`)
2014年9月23日の試合で勝利し、数シーズンに渡る連敗をストップしたようです。
この日のツイッターのアイスホッケーファンTLは「未来に繋がる勝利だ」と大騒ぎになっていました。
つまり、、、ごめんなさい全然違いました(´;ω;`)


それでも、このクラブが無くなってしまうと中国のチームが無くなってしまうので、頑張ってほしいところ(´・ω・`)

今年は去年までに比べて補強にも成功し、かなり良い試合をするようになっていました!


そんな感じで、久しぶりにアイスホッケーを見ることができ、大満足の釧路遠征でした。
(実はその1週間前も苫小牧に行ってホッケーを見たのですが、それは・・・・・・これは後日またブログでw)

次はいつ行けるかわからないけど、、、必ず釧路行くぞ!(`・ω・´)


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ここから先は、僕のアイスホッケーに対する考えです。

このまま、ずっとマイナースポーツのままでは良くないとは思う。昔は日本リーグとして国内でリーグを組めたのが、企業の撤退が相次ぎ、今はアジアリーグとしてアジア圏4カ国(日本・韓国・中国・ロシア)で試合をすることで何とかやっているのが現状です。

結局、東京や大阪が盛り上がっていないと、メディアにも取り上げられないし、お金も集まらない。ウィンタースポーツの普及は難しいけど、絶対に取り組んで行かないといけない。それ故、今期のアジアリーグは地元以外での開催試合(特に東名阪の地域)を多くするなど、色んな手法で取り組んでいるんだなというのはわかる。これは死活問題だということは理解しています。


でも、逆に。

こうして、日本の端にある田舎の街に、こんだけ面白いコンテンツが世間にバレずに眠っているということが、最高にロックじゃないか!

もし首都・東京や、大都市・大阪に住む人間が、「日本製紙アリーナで熱いアイスホッケーの試合が見たい!」と思っても、釧路まで、日本の東の端っこまで来ないと見れないわけですよ。

東京の人が、指を咥えて釧路の方を見るしかないわけ。

娯楽が溢れている札幌や東京や大阪の人間が、わざわざ釧路にやって来るしかない。

それって、最高に痛快じゃない?

そんなコンテンツが、現象が、グローバル化が進む現代社会に、いったいどれくらいあるだろうか。

地域スポーツの面白さってそういうところもあるんじゃないかなぁと僕は思っています。

で、そんな人たちが、釧路を訪れて地元にお金落としてくれたら、地域にとっても良いことだよね。

(勿論、そんな理由よりも、『選手達に気持ちよくプレーしてもらいたいから、お客さんを沢山入れたい=盛り上げたい。』という想いが先にくるべきだと思う。先というか、大前提だけど。)



良いことばっかり書くとアレなので、最後に、かなり残念だったことについて。

釧路にはアイスホッケーをしている人がめちゃくちゃ多い。現に、釧路の子供の殆どは体育などでホッケーをやって育つらしい。(ジュニアの全日本選手権の誘致にも積極的とのこと)

それ故、市民の目が肥えていて、白熱する面白い試合が観れる時は観客も多いのだとか。

反面、大差がつく試合は、来場者数がグッと減ってしまう。

昨年の開幕シリーズでは、平均1200人程来ていたことを考えると、かなり寂しいスタジアムでした、、、orz
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そんな中で「しかしここのサポーターすげぇな」と思ったのは、観客動員の大切さをわかっていて、沢山行動をしていること。

チームをもっと良くしたい!という気概のある人達がいるから、長い時間をかければ、絶対大丈夫だと思いました。

これは後日またブログにまとめようと思いますが、ここで新聞記事をチラ見せ。
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最後に、、、今回のまとめ記事、アイスホッケーファンの皆さんやクレインズファンの皆さんにとってはかなり不満不服な表現もあったかもしれません。申し訳ありません。
もしよろしければ、不満に思ったことがあれば、遠慮なくコメントに書いて頂いていただきたいと思います。
よろしくお願い致します。


じゃ、またアイスホッケーの記事書きます!(゚∀゚)

今回お世話になった、私設サポーター『つるっ子マニア』の皆さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m